マンションオーナーの仕事で、大変だといわれているのが入居者トラブルの対応です。
マンションではどんなトラブルが発生しやすいのか、具体的な例を見ていきましょう。
また、トラブルが発生したときの対処法や、トラブルを発生させない対策も紹介します。
マンションオーナーは大変?入居者トラブルの事例を紹介!
マンショントラブルでよくある事例は3つです。
1つ目は、設備に関するトラブル。
例えば、トイレの水が出ないとか、ドアの締まりが悪いという苦情です。
すぐに対応すれば大きなトラブルにはなりませんが、そのままにしておくと大きなトラブルになることもあります。
水回りのトラブルをそのままにしておくと、水漏れした水が下の階に垂れ、さらにトラブルが大きくなってしまうのです。
2つ目は、管理規約に関するトラブルです。
例えば、ペット不可の物件なのに内緒でペットを飼う、ゴミの分別をしない、騒音トラブルも管理規約に関するトラブルになります。
3つ目のトラブルが、家賃滞納トラブルです。
空室対策のため連帯保証人を家賃保証会社で代行させることが増えたため、家賃滞納トラブルは増えているといわれています。
また、敷金ゼロの物件が増えたのも、家賃滞納トラブルが増えた原因の1つです。
敷金を3ヶ月分受け取っておけば、家賃を2か月分滞納していたとしても敷金から家賃を相殺できます。
敷金ゼロではそれができないので、家賃滞納トラブルになってしまうのです。
入居者トラブル対策とは?マンションオーナーが事前にできることをまとめます
入居者トラブルは、できれば事前に避けたいもの。
トラブルにはどのような対処法があり、事前にどんな対策ができるのかをみていきましょう。
1つ目は設備トラブルです。
設備トラブルについては入居者から申し出があったらすぐに修理することが大切です。
そのためには、どの部分の修理をどこの業者に任せるのか、あらかじめ見積もりを出してもらって決めておくといいでしょう。
2つ目の管理規約に関するトラブルは、何人かの入居者から苦情があった場合、苦情を伝えにきた全ての人からヒアリングをしましょう。
さらなるトラブルにならないように、状況を理解する必要があります。
また、規約内容をわかりやすく表記することも大切です。
マンション内で目立つ場所や掲示板に、禁止事項を書き出しておくのも1つの対策になります。
ゴミ出しや落書きのトラブルには、監視カメラを設置するのもおすすめです。
3つ目の家賃滞納トラブルですが、敷金をゼロにするなら法的な手続きの知識をつけておくといいでしょう。
相談できる弁護士を顧問につけるのも、対策になります。