賃貸住宅投資など不動産を活用した投資にはさまざまな方法があります。
その中で近年注目されているのが、土地を貸し出して収益を得る底地への投資です。
底地投資とはどのような投資なのか、メリット・デメリットとあわせてお伝えします。
底地投資が気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。
底地投資とは何か?メリットについて紹介
底地とは、地主から貸し出される状態にある土地のことです。
底地を利用する投資とは、底地を貸し出すことで土地のレンタル料を得ることです。
地主は土地を維持しているだけで、その土地を借りる借地人から地代を得られます。
底地投資のメリットは、次の3点です。
●土地を貸し出しているだけで収入が得られる
●メンテナンスが不要
●承諾料など臨時収入が得られる
底地投資では、アパートやマンションなどの賃貸経営のように空室や家賃滞納の心配がありません。
土地を貸し出している相手から継続して収入が得られます。
また、アパートやマンションなどの建物は年数が経つと不具合が出てきて、修繕などメンテナンスが必要となりますが、底地投資では土地を貸し出しているだけなのでメンテナンスの必要がありません。
ほかにも、建物を建て替えるときなどに借地人が支払う承諾料で、臨時収入が得られることがあります。
底地投資のデメリットとは?
底地投資のデメリットとして考えられるのは、次の3点です。
●賃貸住宅経営よりも収益は低い
●自分の都合に合わせて売却できない
●担保としての評価が低い
底地投資の利率は3%程度であり、賃貸住宅経営の利率は5%ほどと言われています。
賃貸住宅経営に比べると収益は劣りますが、賃貸住宅経営に必要なメンテナンス費用などを加味すると、差はそれほどにはならないでしょう。
貸し出した土地に借地人の家が建っている場合など、自分が土地を売りたいと思ったときにタイミングよく売却ができません。
土地を売却したい場合には、借地人に土地ごと買い取ってもらうといいでしょう。
また、自由度の低い底地は担保としての評価が低くなります。
底地を担保にして融資を依頼することは、難しくなる傾向にあります。