マンションや一戸建てなどの不動産を購入するタイミングで迷うことはありませんか?
早いうちに購入したほうがよいのか、遅めに購入したほうがよいのかと、購入するときの年齢で悩む人も少なくありません。
実は購入する年齢ごとに、それぞれメリットデメリットの双方があります。
そこで今回は不動産を購入している平均年齢と、年齢別のメリットと注意点を見ていきたいと思います。
不動産を購入する平均年齢とは
国土交通省「住宅市場動向調査報告書」によると、マンションなどの不動産を購入している平均年齢は44.1歳で、一番多い年代は30代です。
具体的には、20代後半から購入する人が増えはじめ、30代前半が一番多く40代前半までが購入層としてのコア年齢となっています。
50代での購入者も全体からみた割合は少ないですが、数としては増えつつあるようです。
年齢別の不動産を購入するメリットと注意点
ではそれぞれの年齢別に、不動産購入時のメリットと注意点を見てみましょう。
20代・30代のメリットと注意点
長期の住宅ローンを組みやすい点と、ローンの返済完了する年齢が比較的若い点が大きなメリットです。
たとえば30歳で返済期間35年のローンを組んだとしても、65歳にはローン返済が完了する見込みとなります。
注意点としては資金的余裕がないため、借入金が多くなりやすい傾向がある点があげられます。
また、購入後に転勤や転職などで引っ越す可能性が他の年齢と比較して高いのもデメリットと言えます。
40代・50代のメリットと注意点
収入の安定や資産形成がある程度できているという面で、余裕のある資金計画をもって不動産を購入できるという点が大きなメリットです。
実績などからローン審査にも通りやすいでしょう。
その反面、子どものいる家庭では教育費が増える時期でもあるので、その点を考慮する必要があります。
また、そう遠くない老後の生活を見据えて間取りや広さを考える必要があるのも注意点と言えます。
60代以降のメリットと注意点
ローン完済済みの自宅の売却や退職金などで、自己資金を多く準備できるのが最大のメリットです。
注意点としては住宅ローンが組みづらいことと、定年退職や子どもの独立などライフスタイルの変化や自身の老後の過ごしやすさに合わせた住まいを選ぶ必要があるという点があげられます。