住宅を購入するにあたっては、住宅ローンを利用する方が多いでしょう。
しかしながら、住宅ローンには審査があり、それぞれの事情で審査に通るのか不安に思っている方も多いです。
この記事では、シングルマザーの方が住宅を購入する場合について、住宅ローンを利用できるのかを解説します。
審査通過のためのポイントや、雇用形態が審査に与える影響などに触れて説明するので、ぜひ参考にしてください。
シングルマザーが住宅ローンの審査を通過するためのポイント
結論から言うと、シングルマザーでも住宅ローンの利用は可能です。
住宅ローンの利用にあたり、シングルマザーであることが不利にはたらくことはありません。
審査通過の基準となるのは、あくまで収入状況です。
審査を通過しやすくするためのポイントとしては、まず自己負担金を用意しておくことです。
自己負担金とは借入金額の一部をまとめて先払いすることで、これにより、毎月の返済額が減るので負担を軽減できます。
返済が滞るリスクも減り、まとまったお金を用意できる収入がある点と計画性のある人間である点もアピールできるので、審査に通りやすくなります。
また、金融機関によって融資の条件や考え方が異なるので、自分に合ったものを選ぶのも大事なポイントです。
シングルマザーが住宅ローンの審査を受ける場合の雇用形態への影響
シングルマザーの方のなかでも、正規の職員やパート・アルバイトなど、各家庭によって雇用形態はさまざまですが、雇用形態そのものは審査に影響しません。
非正規雇用として働いていても、住宅ローンを利用できるケースはあります。
重視されやすいのは勤続年数で、1年から3年の勤続を条件にしている金融機関が多いです。
ただ、たとえ1年未満でやめていても、同じ職種の場合は、以前の職場での勤続年数とあわせて判断されることもあります。
また、金融機関によっては契約社員や派遣社員が対象外の場合もあるので、それぞれの雇用形態に合わせて住宅ローンを選びましょう。
シングルマザーにおすすめの住宅ローン「フラット35」とは
シングルマザーの家庭では、収入の面で不安がある方も多いでしょう。
そのような場合におすすめの住宅ローンが、フラット35です。
フラット35には年収制限がなく、年収400万円未満の場合は30%までの融資を受けられます。
たとえば、年収200万円の場合、60万円までの融資で月々5万円までの返済であれば、住宅ローンを利用できます。
無理なく返済できることから、フラット35は人気が高いです。