不動産投資で安定した収入を得るために重要な空室対策ですが、具体的な対策にはどのようなものがあるのでしょうか?
こちらの記事では、空室対策の効果的な方法をご紹介していきたいと思います。
マンションの空室対策①:ターゲットや資料の変更
入居者のターゲットや募集資料で空室対策
思ったように部屋が埋まらなくなった場合、効果的な対策としては入居者のターゲットを変更することです。
例えば1DKの間取りであれば独身者をターゲットにする、または独身者でも高齢者に狙いを絞る、若い女性を対象にするなどさまざまな方法があります。
高齢者は賃貸物件への入居を断られることがあるため、高齢者専用の物件にすると入居者が集まりやすくなる可能性も。
最近はペットを飼っている独身者も増えていますので、ペット可物件にする方法もあります。
ペット可物件は数が少ないので狙い目です。
またターゲットを変更すれば、入居者募集用資料の中身も変更しなければなりません。
魅力的な物件に見せるために、物件写真やメリットを掲載してアピールしましょう。
共有部分の清掃
住民が使う共用部(玄関・エレベーター・階段・ゴミ捨て場・駐輪場・駐車場など)を掃除すると、内覧での印象が大きくアップします。
とくに内覧時に一番先に目に入るエントランス、汚れが目立ちやすいゴミ捨て場、日常の足を停めておく駐輪場や駐車場はきれいにしておきましょう。
ゴミ捨て場が汚いと、「このアパートの入居者の質が悪い」と判断されてしまう可能性があります。
マンションの空き室対策②:入居者の費用負担の軽減やリノベーションの実施
入居者の費用負担軽減で空室対策
空室が目立ってきた場合、家賃や敷金、礼金、更新料などの費用を減らす方法が空室対策に有効です。
つまり、家賃や入居に関する費用の値下げが有効になります。
物件は年々古くなるため、新築時の家賃を維持することはできません。
他の物件の家賃状況をチェックしながら、最適な家賃設定をしましょう。
更新料や敷金、礼金などをゼロにすると入居者側から「この賃貸物件はお得」と感じてもらえます。
家賃の値下げは安定収入に大きな影響を与えますが、更新料や敷金、礼金は一時金なので影響は限定的です。
リノベーションの実施
賃貸物件は、経年劣化でどんどん古くなります。
そのためリノベーションで内装や外観を美しく保つと、入居率が改善する可能性が高くなります。
もし独身女性をターゲットにした賃貸物件を目指すなら、女性好みのインテリアにリノベーションする、ペット可賃貸住宅を目指すなら内装を傷に強い素材に変える、消臭効果のある内装材を使うなどさまざまな方法があります。
また人気の宅配ボックスや無料Wi-Fi、セキュリティ関係、空調(エアコン)などの設備を設置すると「安心して住める、便利」と注目され、入居者が増える可能性がアップします。
ターゲットが「この設備が欲しい」と思える設備を選んで設置しましょう。