憧れのマイホーム購入にあたって最も重要となるのが、マイホーム購入のための資金計画。
まずは、住宅ローンについて、きちんとした知識をつけておくと安心ですよね。
今回は、住宅ローンを検討する時にポイントとなる、「元利均等返済」と「元金均等返済」の二つの方法の違いについて見ていきたいと思います。
住宅ローンの返済方法で元利均等返済とはどんな方法?
新築住宅でも中古住宅でも憧れのマイホームを購入する際は、やはり、頼れる住宅ローンを検討する方が多いのではないでしょうか?
住宅ローンを検討する際は、マイホーム購入のための借入金額や将来を見据えた返済期間などをじっくりと考えることも大切ですが、住宅ローンの返済方法についてきちんとした知識を持って身につけておくのも大切なことです。
大きく分けて、住宅ローンの返済方法には、「元利均等返済」と「元金均等返済」という二つの返済方法があります。
まずは、元利均等返済のメリット・デメリットから見ていきたいと思います。
元利均等返済は、借り入れ元金と利息の合計が同じ金額になるように返済する方法です。
元利均等返済のメリット
●毎月の返済額が同じで安心
●家計収支を把握しやすいので、子どもがいる家庭など長期間の契約向き
●繰上返済をすることで、支払い利息の軽減ができる可能性がある
元利均等返済のデメリット
●返済の初段階は、返済額が少なめ
●長い目で見た際の総返済額が多くなる
元金均等返済とはどんな方法?おすすめのケースもチェック
元金均等返済は、借り入れ元金を返済回数で割ってから、残高へ利息を上乗せして返済する方法です。
元金均等返済のメリット
●元利均等返済に比べると、総返済額が少ない
●定年前や定年後など、ライフステージによる返済額が考慮できる
初段階に多めに返済できるので、共働き夫婦や定年が近いご家庭向き
元金均等返済のデメリット
●返済の初段階は、返済額が多め
●マイホーム暮らし初期に、経時的なストレスを感じる心配がある
このように、それぞれの方法でメリットとデメリットとなる点が微妙に異なります。
とくに、全国的に多くのご家庭が利用していると言われる元利均等返済は、ボーナスの時期に繰上返済をしていくことなどで、元金均等返済と同程度の支払い利息まで軽減できるという点が見逃せないポイント。
どちらの返済方法がよいかはご家庭の経済状況や考え方にもよるかと思いますので、ぜひ長期的な視野で、返済方法を検討してみていただければと思います。