不動産投資を検討するにあたって、団体信用生命保険について知っておかなければなりません。
不動産投資にはたくさんのメリットがありますが、団体信用生命保険に加入できることもその一つです。
この保険がどのようなものなのか、加入していれば一般的な生命保険は必要なくなるのかなど、詳しくご紹介しましょう。
不動産投資をするなら知っておきたい団体信用生命保険とは?
不動産投資のためにローンを組む際に団体信用生命保険への加入が義務づけられているケースは少なくありません。
団体信用生命保険とは、その名の通り、生命保険の代わりにもなるものです。
ローンの契約者が死亡した場合や、病気やケガで働けなくなった場合などに、残りのローンが保険金で弁済されます。
つまり、契約者本人やその家族、そして、融資した金融機関を守るための保険制度です。
ただし、一般的な生命保険とは違う部分もあります。
一般的な生命保険の場合は保険金を現金で受け取ることになるため、そのお金を何に充てるかは自由です。
しかし、団体信用生命保険は現金での受け取りはできず、ローンの弁済に充てられます。
そのため、治療費や入院費、病気やケガで働けなくなったときの生活費に充てることはできません。
そのことを踏まえた上で、一般的な生命保険を解約すべきかを検討してください。
不動産投資における団体信用生命保険の種類は?
団体信用生命保険にはいくつか種類があります。
まずは、契約者が死亡、または高度障害になった場合に保障される「通常タイプ」です。
特約を付加すれば、余命6ヶ月と診断された場合にも適用されます。
このほか、がんと診断された場合に保障される「がん診断特約付団体信用生命保険」と、生活習慣病と診断されて入院が必要になった場合に保障される「生活習慣病保障付団体信用生命保険」があります。
生活習慣病には、がん・脳卒中・心筋梗塞のほか、糖尿病や高血圧性疾患・肝硬変・慢性腎不全などの疾病も含まれるため、生活習慣病保障付団体信用生命保険を選んでおくとよいでしょう。
がんや生活習慣病になると治療が長引き、高額な治療費がかかるだけでなく家族にも大きな負担がかかります。
不動産投資ローンがなくなるのは契約者本人にとっても家族にとっても大変安心できることです。