日本は台風被害が多い国ですから、そんな日本で不動産投資をするのであれば台風対策についてもしっかり考えておくことが大切です。
今回は台風対策の方法をいくつかご紹介したうえで、台風後には何を確認すればいいか、という点についても説明します。
不動産投資物件の台風対策はどうすればいい?おすすめの対処法
不動産投資物件の台風対策としておすすめの対処法としては、以下のようなものが挙げられます。
●水害リスクの少ない物件選び:
まだ物件を決める前の段階であれば、ハザードマップを参考にして台風による洪水などの水害リスクが少なそうな物件を選びましょう。
●窓の強化:
入居前であれば、可能なかぎり物件の窓は風に強い仕様にしておくと安心です。
具体的にはシャッター取り付けをおすすめしますが、それができない場合でも飛散防止フィルムを窓に貼るだけ安全性は高まります。
●こまめな点検・メンテナンス・修繕:
自然災害である台風で入居者に被害があったとしても基本的に大家である自分が責任を問われることはありません。
ただし例外として、「台風前から破損や故障があった箇所を放置し、それが主原因で入居者が被害をこうむった」という場合は、大家の過失責任が問われる可能性があります。
そうした過失をなくすように、こまめに点検して適切なメンテナンスや修繕を心がけましょう。
●火災保険内容の確認:
台風災害が発生したときに、その物件の損害がどこまで補償されるかを事前に確認しておくことも重要です。
●台風が来る前の掃除:
側溝などを掃除して物件周りの水はけをよくしておき、空室となっている部屋はベランダも掃除しておくと、少しでも台風の被害を抑えることができます。
台風後に不動産投資物件のどんなところを確認しておくべき?
台風が通り過ぎていった、というだけで安心してはいけません。
台風後は、不動産投資物件について以下のような点をチェックしておきましょう。
●外から見た被害状況:屋根瓦のズレ・窓のひび割れなどがなさそうかを見る
●空き物件の内部の状況:雨漏りなどが発生していないかを見る
●床下のチェック:床下点検口などから、床下に水が溜まっていないかどうかを見る
ここでもし被害や不具合が見つかれば早々に対応する必要があります。
「小さな被害を見逃したがために、次の台風で大きな被害になってしまった」ということにならないよう、ササッと見て終わりというような雑なチェックにはせず、しっかりと確認しましょう。