賃貸物件で使用されているガスはプロパンガスが多くを占めますが、都市ガスを好む入居者は多いといわれています。
そのため都市ガスに変えると、空き家対策として効果が期待できるのです。
この記事では、賃貸物件でプロパンガスが多い理由と空き家対策で都市ガスに変更する方法、またプロパンガスでもできる空室対策をご紹介します。
ガスの変更が空室対策に?プロパンガスが多い理由とは
賃貸物件ではプロパンガスが多く使われていますが、その理由には以下の2つが挙げられます。
●都市ガスは地域が限られる
●大家さんにメリットが多い
都市ガスは地下に配管の必要があるなど、インフラ設備に費用がかかります。
人口が多い地域などでなければ設備の採算が取れないため、都市ガスを使える地域が限られているのです。
プロパンガスの導入時にも、ガス器具や配管工事、それにともなう費用は必要です。
しかし、プロパンガス業者は顧客の獲得のため、ガスの供給と引き換えに初期費用を負担するなどのサービスをおこなっています。
大家さんにはプロパンガスのほうがメリットが多いため、賃貸物件ではプロパンガスが普及しているのです。
都市ガスに変更すると空室対策に!
都市ガスに比べ、プロパンガスはガス代が高くなる傾向があります。
これは、プロパンガスが自由料金制であることにくわえ、導入後もボンベの交換などの費用がかかるためです。
賃貸物件のガスを都市ガスに変更すると入居者のガス代が安くなり、入居希望者の増加が期待できます。
ただし、都市ガスへの変更には配管工事やガス器具の交換が必要で、費用もかかります。
また、都市ガス需給契約の締結やプロパンガス需給契約の解約、配管工事の日程調整などの手続きもおこなわなければなりません。
さらに、ガスの変更には注意点もあります。
それは、工事期間中はガスが使用できない点と、プロパンガスの解約にともない配管設備の使用料や買取費用などの清算が必要となる点です。
空室対策としてガスを変更する際には、事前に入居者とのスケジュール調整や費用の準備をおこないましょう。
プロパンガスを変更しなくてもできる空室対策
賃貸物件のガスを都市ガスに変更すると空室対策になりますが、プロパンガスのままでもできる空室対策があります。
それは、プロパンガスの会社を変更することです。
プロパンガスのサービス内容は会社によってさまざまであるため、切り替えると入居者のガス代が安くなる場合があります。
この場合も、都市ガスへの変更と同様にガス代によってほかの物件と差別化が図れるため、空室対策となります。
ただし、現在契約しているガス会社を中途解約することとなるため清算が必要です。
まとめ
多くの賃貸物件では、プロパンガスが導入されています。
そのため、ガス代の安い都市ガスに変更するとほかの物件との差別化を図れますが、大家さんの負担も小さくありません。
プロパンガスのままで空室対策をおこないたい場合は、料金の安いプロパンガス会社に変更すると良いでしょう。
菱和開発 株式会社は綾瀬の賃貸・不動産管理を豊富にご紹介しております。
住まいをお探しの方はお気軽にご相談ください。
弊社へのお問い合わせはこちらをクリック↓