住宅を購入するときは、高価な買い物であるため住宅ローンを組むのが一般的です。
その際は頭金を用意しておくものと思いこんでいる方も多いですが、果たして必要なのでしょうか。
そこで今回は、マイホームの購入を検討されている方に向けて、家は頭金なしで購入できるのか、そのメリットやデメリットについて解説します。
住宅ローンの頭金とは?
不動産購入時の頭金とは、住宅ローンを利用する際に手持ちの預貯金から支払う現金で、自己資金とも呼ばれます。
たとえば4,000万円の不動産を購入するとき、そのうちの800万円を頭金として最初に支払っておけば、住宅ローンの借り入れは3,200万円で済むのです。
その目安額は住宅の種類によって異なりますが、新築物件なら価格の2割から3割、中古物件なら4割を現金でご用意される方が多いです。
しかし、頭金なしでも住宅ローンを利用できるため、マイホームの購入に合わせて多額の現金を用意できなくても心配はいりません。
頭金なしで住宅ローンを組む場合のメリットとは?
頭金なしで住宅ローンを組むと借入額が高額になりますが、実はそこにメリットがあります。
なぜなら、住宅ローンの借入額が大きければ、住宅ローン控除を最大限に活用できるかもしれないからです。
マイホームの購入資金をすべてローンでまかない、控除期間が終わってから繰り上げ返済をおこなったほうがお得になる場合もあります。
また、手元に現金を残せるため、家計のやりくりがしやすくなることもメリットして挙げられるでしょう。
百万円単位の現金が一気に減ってしまうのは、病気やケガなどで働けなくなってしまうなどのリスクを考えると不安だという方も多いはずです。
手元に残った現金で資産運用をおこなうのも良いですし、もちろん貯蓄にも回せます。
頭金なしで住宅ローンを利用するデメリットとは?
頭金なしで住宅ローンを組むには、メリットだけでなくデメリットがあることにも注意しなければなりません。
まず、住宅ローン審査が厳しくなるというデメリットが挙げられます。
頭金を支払えないということは、マイホームを購入するための資金繰りに難があると見られてしまっても仕方ありません。
また、希望借入額が高額であるほど、満額で借りられない可能性が高くなります。
返済期間が長くなってしまうことにも、注意しなければなりません。
とくに、定年退職後も返済が続くようなローンの組み方は、考え直したほうが良いかもしれません。
まとめ
マイホームを購入する際は、購入資金の一部を頭金として現金で支払うのが一般的です。
しかし、頭金なしでの住宅ローン借り入れも可能であり、控除を最大限に受けられ現金を手元に残せるメリットがあります。
ただし、ローン審査は厳しくなり、返済期間が長引くことに注意しましょう。
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