マイホームの購入を考えたとき、まず悩むのは資金計画についてではないでしょうか。
ほとんどの方が住宅ローンの利用を検討されるのではないでしょうか。
ここでは、住宅ローンの返済プランのひとつ「ダブルフラット」について、メリットとデメリットを合わせてご紹介します。
住宅ローンの返済プラン「ダブルフラット」とは?その特徴は?
ダブルフラットとは、借入期間が異なるフラット35を組み合わせたものです。
「フラット20+フラット20」「フラット20+フラット35」「フラット35+フラット35」の組合せがあります。
フラット20とは借入期間15~20年の住宅ローンのことで、フラット35とは借入期間21~35年の住宅ローンのことです。
ダブルフラットを利用すると、後の返済負担を軽減できます。
住宅ローンの返済プランダブルフラットのメリット
ダブルフラットのメリットは、フラット20とフラット35の組み合わせをおこない、一部だけでも低金利を適用させることができる点です。
ダブルフラット・フラット35・フラット20、それぞれで3,000万円を借り入れした場合をご紹介します。
返済条件は下記のとおりです。
●金利:返済期間21年以上1.54%、20年以下1.31%
●返済方法:元利金等返済、ボーナス返済なし
●返済年数:フラット35は35年、フラット20は20年
まずフラット35だけを利用した場合、毎月の返済額は92,444円で総返済額は約3,883万円です。
フラット20だけを利用した場合、毎月の返済額は142,157円で総返済額は約3,412万円です。
ダブルフラットは、フラット35で2,000万円を、フラット20で1,000万円を借りた場合を仮定して解説します。
この場合、毎月の返済額は最初の20年間が109,014円、その後の15年間が61,629円になります。
そして総返済額は約3,726万円です。
このように、ダブルフラットの利用で将来の返済額が減り、総返済額も抑えられるでしょう。
住宅ローンの返済プランダブルフラットのデメリット
ダブルフラットを利用するデメリットは、返済当初の返済金額が大きくなる点です。
そのため、借入金額が希望額に満たないことがあります。
フラット35とフラット20の借入それぞれに、抵当権設定・金銭消費貸借契約などの手続きをしなければいけないため手間もかかります。
また抵当権設定費用・印紙代・融資手数料など、一つの借入の場合と比べ、必要な費用が多くかかる点もデメリットです。
すべての業者で認められている返済プランではないため、金融機関で利用可能か確認が必要です。
利用可能な金融機関は、住宅金融支援機構のフラット35サイトで確認できます。
まとめ
ダブルフラットとは、借入期間が異なるフラット35を組み合わせたものです。
ダブルフラットは、返済当初の毎月返す金額は大きいですが、将来の毎月返す金額が減り、返済総額が抑えられます。
しかし、すべての業者で認められている返済プランではないため、住宅金融支援機構のフラット35サイトで利用できる金融機関か確認が必要です。
ライフプランに合わせた返済方法を選択すると良いでしょう。
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