賃貸物件の管理者や経営者は、貯水槽の設置や維持管理に関する法的義務を負っています。
貯水槽の清掃は専門の業者に依頼するのが一般的ですが、どのような流れでおこなうかを事前に把握しておきたいものでしょう。
今回は、そもそも貯水槽とはなにかのご説明と、貯水槽清掃に関する法的義務や清掃の流れを解説します。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
綾瀬の売買物件一覧へ進む
▼ 物件管理でお困りの方はこちらをクリック ▼
建物管理サービスのご案内へ進む
賃貸管理者・経営者として把握しておきたい「貯水槽」とは?
貯水槽とは、水を貯めておく設備のことで、賃貸物件やビルなど大量の水を使う施設や建物に設置されています。
大きく分けると、の3種類に分類されます。
貯水槽のおもな種類は、受水槽、高置水槽(高架水槽)、貯湯槽の3つです。
受水槽は、水道管をとおしてきた水を一時的に貯める役割を果たしています。
敷地内の地面や地下に設置されることが多く、低層階の建物は受水槽のみで供給されます。
高架水槽(高置水槽)は、ビルやマンションなど高い建物の屋上に設置された水槽です。
受水槽の水圧だけでは高層階まで水を供給できないため、ポンプで受水槽から高架水槽へ水を送り、重力を使って各階に水を送ります。
貯湯槽は、加熱したお湯を貯める水槽で、お湯を多く使う施設内の地面や地下に設置されています。
▼この記事も読まれています
賃貸経営でよくある入居者トラブルとは?事例からの対処法と対策をご紹介!
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
綾瀬の売買物件一覧へ進む
▼ 物件管理でお困りの方はこちらをクリック ▼
建物管理サービスのご案内へ進む
貯水槽清掃に関する法的義務について
貯水槽は密閉されていますが、空気に触れてカビや雑菌などが発生してしまい、放置し続けると水の色やにおい、味などに悪影響が出るおそれがあります。
そのため貯水槽の清掃は、建物の管理者の義務として法律で定められており、定期的におこなうことが重要です。
貯水槽清掃に関する義務は、貯水槽の規模によって内容が異なります。
貯水槽の容量が10立方メートル以上の「簡易専用水道」場合は、年に1回以上の清掃と点検が水道法で義務付けられています。
それ以下の規模で「小規模貯水水道」と呼ばれる貯水槽は、自治体の条例の管理基準に従いますが、簡易専用水道に則って指導されるため、同じく年1回以上の清掃・点検が必要です。
貯水槽の清掃を怠ると水道法違反となり、罰則として100万円以下の過料となる可能性があります。
▼この記事も読まれています
賃貸経営での自然災害への備えとは?災害リスク・減災・保険についてご紹介
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
綾瀬の売買物件一覧へ進む
▼ 物件管理でお困りの方はこちらをクリック ▼
建物管理サービスのご案内へ進む
貯水槽清掃を業者に依頼するときの流れ
まず、貯水槽清掃をおこなう業者を選定します。
選定する際には、「建築物飲料水貯水槽清掃業」の登録を受けている業者を選ぶことが重要です。
清掃費用や貯水槽清掃の実績などをホームページで調べてから依頼するのがおすすめです。
業者を決めたら、貯水槽清掃の日程を決めます。
貯水槽の清掃中は断水する必要があるため、賃貸物件の掲示板に張り出すなどして入居者へ事前告知します。
告知は少なくとも10日前、できれば2~3週間前におこなうことが望ましいです。
当日は、賃貸物件の管理者が清掃に立ち会います。
付きっきりで立ち会う必要はなく、清掃が終わったら水質検査に立ち会い、清掃の状況などを確認しましょう。
▼この記事も読まれています
賃貸経営でできる家賃滞納対策!家賃滞納者への対処法も解説!
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
綾瀬の売買物件一覧へ進む
▼ 物件管理でお困りの方はこちらをクリック ▼
建物管理サービスのご案内へ進む
まとめ
貯水槽とは、建物内に水を供給するために大量の水を貯めておく設備です。
貯水槽の清掃・点検は、水道法で年に1回以上おこなうことが義務づけられています。
登録を受けた専門業者に依頼し、入居者に対して断水の告知をおこないましょう。
綾瀬の賃貸・不動産管理のことなら菱和開発株式会社がサポートいたします。
住まいをお探しの方はお気軽にご相談ください。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
綾瀬の売買物件一覧へ進む
▼ 物件管理でお困りの方はこちらをクリック ▼
建物管理サービスのご案内へ進む