マンションを購入する際に悩みの種となりやすいのが、住宅ローンです。
なかでも、固定金利や変動金利といったローンの金利タイプは、どのように選べば良いのかわからない場合も多いでしょう。
そこで今回は、とくに疑問の多い「変動金利」のポイントについて、詳しくご紹介します。
マンション購入時の住宅ローンで変動金利を選ぶリスク
住宅ローンの金利には、全返済期間を通じて金利が固定となる「固定型」、当初の一定期間のみ金利が固定となる「固定金利期間選択型」、半年ごとに金利を見直す「変動型」の3種類があります。
変動型は、定期的に金利が見直されるため、金利が上昇すると総返済額が大きく増えるリスクをはらんでいると言えるでしょう。
この変動型の金利は、景気や政策金利の影響を大きく受ける金融機関の短期プライムレートを基準に決定されます。
したがって、最長35年といった長期返済での借り入れを考えている場合には、将来的な経済動向の見通しが難しいため、変動金利が跳ね上がるリスクも上昇するのです。
マンション購入時の住宅ローンで変動金利を選ぶメリット
変動金利を選ぶ最大のメリットは、金利の低さにあります。
まず、変動金利は、借り入れるタイミングでの金利が常に固定金利よりも低いのが特徴です。
また、返済していく間に社会経済の状況によって金利が変動するリスクはありますが、過去20年間のデータを見ても変動金利が固定金利を上回ったことはありません。
そのため、収入や貯蓄に比較的余裕がある世帯や短期間でローン返済を終わらせる予定の世帯など、金利上昇によるリスクを許容できる方にとって、変動金利は魅力的なローンとなるでしょう。
マンション購入時の住宅ローンで変動金利が上がるタイミング
実際に変動金利で住宅ローンを組んだとしても、金利の上昇がすぐに月々の返済額に反映されるわけではありません。
まず、変動金利には、半年ごとに金利が見直されても毎月の返済額の見直しは5年ごとになる「5年ルール」というものが存在しています。
さらに、金利が急上昇しても毎月の返済額の上昇は最大で1.25倍までに制限される「125%ルール」も心強い味方です。
このように、購入者の生活を守るルールが設定されているため、金利が急に上がったとしても日常生活に急激な打撃を与えることはないでしょう。
ただし、これらのルールはあくまでも月々の返済額の負担増を抑えるものであり、金利の上昇によって増えた分は総返済額に計上されるため、注意しなくてはなりません。
まとめ
住宅ローンの金利選びは総返済額に大きく影響するため、少しでも有利な方法を選びたいものです。
しかし、それぞれの世帯で許容できるリスクの程度によって、選ぶべき金利タイプも変わってきます。
安心して理想のマイホームを手に入れるためにも、納得できるまで慎重に検討してみましょう。
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