今回は、賃貸物件の不動産管理を検討している人、すでにやっている人にもぜひ知っておいてもらいたい「ゴミ置場トラブル」について解説します。
ありがちなゴミ置場のトラブル事例をいくつか紹介したうえで、ゴミ置場トラブルを防ぐための対策も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
不動産管理で起こりがちな問題!ゴミ置場のトラブル事例を知っておこう
ゴミ置場のトラブルは不動産管理において起こりがちな問題のひとつですが、実際にどんなトラブルが起こるのでしょうか。
もっとも多い事例として挙げられるのは「ゴミ出しの曜日や時間を守らないことによるトラブル」です。
ゴミ出しの曜日や時間を守らない入居者がいると「生ゴミの回収日までに強いにおいが発生して迷惑になる」「カラスがゴミ袋を破って食い散らかすのでゴミ置場が汚い」などの問題が起こります。
もちろんゴミ置場で起こるトラブルはこれだけではありません。
他にも、以下のようなトラブル事例がありますよ。
●ゴミの分別をきちんとしていない入居者がいる
●入居者以外の人がゴミを捨てていく
●入居者が退去するときに大量の粗大ゴミまでゴミ置場に捨てていく
不動産管理をするならぜひやっておきたい!ゴミ置場トラブルを防ぐ対策
不動産管理をするのであれば、ゴミ置場トラブルを未然に防止するための対策はぜひとっておきたいところです。
おすすめの対策方法は以下のとおり。
●賃貸物件の掲示板など目立つところに張り紙をする
張り紙のほかにも、定期的に各住戸にポスト投函するなどして、ゴミの収集日時および分別ルールの周知を徹底すると良いでしょう。
一部の入居者がゴミ出し日時や分別ルールを守らない場合は「ルール違反をしている人を見かけたら管理者や管理会社に知らせてほしい」「こうした状態が続くとゴミ置場の管理にコストをかけざるを得ないので共益費の値上がりもあり得る」といった趣旨の通知も効果が期待できます。
その他にも
●「入居者以外からのゴミの投げ込み防止」という理由でゴミ置場に防犯カメラを設置する
●カラスなどによるイタズラ防止、におい漏れ防止のためにゴミ置場は密閉型を採用する
●退去が決まった入居者には粗大ゴミなどの処分の手順を説明し、退去立会い時にゴミが残っていた場合の処分費は入居者負担になるということも伝えておく
など、手間ではありますがこうした細かい対応をしていくかどうかで全体の秩序も変わってくるかと思います。